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【入園前・行き渋りにも!】子供が保育園に行きたくなる絵本7選

まいにち

春から保育園・幼稚園・こども園に通うご家庭では、新生活に向けて子供も大人もドキドキですよね。
「園ではどんな一日を過ごすの?」「お父さんお母さんにはいつ会えるの?」「お友達と仲良くできるかな?」など、不安な気持ちを解消するには絵本がぴったりです。
一緒に読めば、親子で「早く保育園に行きたい!」と思えるかも?
新入園だけでなく、いま行き渋りで悩んでいるご家庭にもおすすめしたい7冊をご紹介します!

《あわせて読みたい》【おすすめ動物絵本】5歳娘が大ハマり!可愛くて癒される8冊

「ほいくえんのいちにち」:1歳~ずっと楽しめる!入園前にまず読んでほしい絵本

「ほいくえんのいちにち」
(作・おか しゅうぞう 絵・かみじょう たきこ/佼成出版社/1995年)

子供たちが登園する朝から、最後の先生が帰る夜までの長い1日を丁寧に描いた作品。
初めて保育園に通うなら、子も親も1日の流れをイメージするのにぴったりです。
【推しポイント:大きめのサイズ】
一般的な絵本よりもサイズが大きいので、登場する子供たち・先生・保護者一人ひとりの細かい表情を楽しめます!
笑っている子、泣いている子、優しそうな先生、お迎えに来てくれるママ…必ず気になる存在が見つかるはず。
ぜひ子供や周りの人に当てはめながら読んでみてください^^
【推しポイント:リズミカルな文章】
声に出して読むのが楽しくなるリズミカルな言葉遣いが、この作品の大きな魅力!
娘がまだ1歳だった頃は体を揺らしながら聞いていましたし、5歳の今では自分で大きな声で楽しそうに読んでいます。
「読み聞かせが苦手…」という方でも、リズムに乗って読めば盛り上がること間違いなし!です。

ちなみに、同じ作者の作品には「ようちえんのいちにち」「いちねんせいのいちにち」が。幼稚園児・小学1年生ならそちらもチェックしてみてくださいね!

「いってらっしゃーい いってきまーす」:登園渋り対策にも。大変な送迎時間も楽しもう!

「いってらっしゃーい いってきまーす」
(作・神沢利子 絵・林明子/福音館書店/1993年)

お父さんとお母さんが仕事に行く様子、近所のおばあちゃんとの会話、友達との内緒話など、すべてが子供目線で描かれたかわいらしい作品です。
【推しポイント:保育園~家の道のりを描いた珍しい作品】
園での様子を描いた絵本はたくさんありますが、園と家の間の時間を描いたものは少ないのではないでしょうか。
お父さんと園まで行く時間、お母さんと家まで帰る時間に交わされる会話には、大人にとっては大変な送迎時間を子供が楽しんでいる様子が感じられます。
「保育園に行きたくない!」と渋る時、“行くまでや帰る時間にもきっと楽しいことがあるよ”と教えてくれる1冊です。

子供目線の世界観が娘にがちっとハマり、まだ文字が読めなかった2歳でなんと丸暗記!
トイトレの時期に、便座に座ってずっと暗唱していた思い出深い作品です(笑)
対象年齢は4歳~と書かれていますが、もっと小さい子でも十分楽しめると思います◎

「とん ことり」:引っ越し・転園など、環境の変化に不安を感じる子供におすすめ

「とん ことり」
(作・筒井頼子 絵:林明子/福音館書店/1989年)

知らないまちに引っ越した女の子が、新しい友達と少しずつ心を通わせていく作品です。
【推しポイント:最後まで出てこない!?あの手この手のアピールにほっこり】
新しく友達になる2人の女の子が顔を合わせるのは、なんとラストシーンだけ。
言葉を交わさない時間には、いろいろな贈りもので心を通わせていきます。
「友達になろうよ!」と元気に声をかけるだけが友達を作る方法じゃない。恥ずかしがり屋さんが励まされるような作品だと思います。

そして、実は新しい友達は途中のページにも何度も登場しているんです。
娘は初めて読んでから3年後のある日、突然その秘密に気付いて大騒ぎ!(笑)

しゃべったことがなくても、いつもどこかで見てくれてたんだね。
自分が気付いてないだけで、お友達になれる子はきっとどこかにいるんだね。

と言っていたのが印象的でした。

「どんぐりむらの どんぐりえん」:こんな保育園に行ってみたい!想像力膨らむ人気絵本

「どんぐりむらのどんぐりえん」
(作・なかやみわ/Gakken/2013年)

令和の保育園で大人気!「どんぐりむら」シリーズから、保育園を舞台にした作品です。
どんぐりたちが工夫を凝らして園での生活を楽しむ様子には、人間も真似できるヒントがたくさん隠されています。
【推しポイント:子供の心をわしづかみ!細かすぎて何度も読みたくなる緻密な設定】
作者のなかやさんは「くれよんのくろくん」「そらまめくん」シリーズなどでお馴染み、とても細かい設定と描写が魅力の絵本作家さんです。
どんぐりえんには、楽しそうに過ごしている子以外にも、泣いている子や不安そうな子の姿も。
「今日はこんな気持ちだったよ」「こういう時もあるんだよね…」と、子供たちは自分に似たどんぐりをきっと見つけられるはず。
一度読んだだけでは網羅できないたくさんの仕掛けが隠されているので、ぜひシリーズの他作品と併せて楽しんでほしいです!

「おおきな おおきな おいも」:園の楽しさを凝縮!50年以上愛されるベストセラー

「おおきな おおきな おいも」
(原案:市村久子 作・絵:赤羽末吉/福音館書店/1972年)

楽しみにしていた芋掘り遠足が、雨で延期になってしまった子供たち。
はじめは「つまんない」の大合唱ですが、抜群の発想力でもっと楽しい遊びを生み出していきます。
お友達がいてくれる園だからこそ、こんな楽しみもあるんだよ!と伝えてくれる作品です。
【推しポイント:小さい子供も真似できるシンプルさ】
無駄をそぎ落としたシンプルな絵と言葉は、子供が真似をしたり声に出して読んだりするのにぴったり!
大人のセリフやナレーションは控えめで、子供たちのまっすぐで力強い行動と言葉が主役です。
一緒に読めば、子供の世界ってこんなに楽しいんだ!と大人も感じられるはずですよ。

「いやいやえん」:保育園の友達や先生にきっと会いたくなる!登園渋りにも

いやいやえん
(作・中川 李枝子 絵・大村 百合子/福音館書店/1962年)

別の記事でも紹介したのですが、名作すぎて何度も紹介したくなってしまいます(笑)
「ちゅーりっぷほいくえん」を舞台に、子供同士の関わり合いや不思議な出会いを描いた短編集。
「うちの保育園でも、もしかしてこんなことがあったりして?」と、思わず行くのが楽しみになってしまうかもしれません。
【推しポイント:行くと楽しい保育園ってどんなところ?子供に考えさせる名作】
どの短編も面白いのですが、やはり最後の「いやいやえん」は珠玉の1作。
「いやいやえんみたいな園に行けたらいいのに」と思いきや、読み進めるうちにだんだん気持ちが揺れ動いて…
最後に「ちゅーりっぷほいくえん」の良さを嚙みしめる主人公のセリフが、きっと子供の心に響くはず。
新入園の子も、行き渋りをしている子も、自分が通う園の良いところに気づくことができるといいなと思います!

番外編・「ころべばいいのに」:年中~小学生の行き渋りに!人間関係に悩んだらこの絵本

「ころべばいいのに」
(作・ヨシタケシンスケ/ブロンズ新社/2019年)

【推しポイント:子供も大人も抱える気持ちを、“それでいいんだよ”と教えてくれる温かさ】
言わずと知れた、絵本界のヒットメーカー・ヨシタケシンスケさん。
人気の秘密は、“子供を子供扱いしすぎない”センスだと私は思っています。
子供ならではの可愛さや悩みは尊重するけれど、一人の人間として抱える気持ちは大人と同じ。
誰とでも仲良くできる大人なんていないんだから、子供だって頑張りすぎなくていいんだよ、というメッセージが込められた作品です。

子供が友達との人間関係に悩んだ時、嫌な気持ちになって「もう行きたくない!」と思った時に、ぜひ大人も一緒に読んでみてください。
「わかるわかる」「会社でもこういうことあるんだよね」と腹を割って話すと、子供も気が楽になるかもしれません。

まとめ

娘は、入園した1歳の頃が人見知りのピーク。それはもう毎朝ギャン泣きで、3歳になるまでずっと続きました(笑)
でも、帰りに泣いていたことは一度もなかったんです。そして帰宅すると、今回紹介した絵本たちをよく読んでいました。きっと自分なりに心を落ち着かせたり、園での楽しさをイメージできてたんじゃないかなと思います。

新生活や行き渋りに不安を感じているご家庭に、少しでもこの記事がヒントになれば嬉しいです。
今日も読んでいただきありがとうございました!

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