PR

【祝・最新作発売】絵本『バルバルさん』シリーズの魅力を伝えたい!

まいにち

可愛い動物たちに大人気の床屋を舞台とした人気絵本、『バルバルさん』シリーズ。
最新作『バルバルさん もりへいく』が出版された今だからこそ、もっと多くの方にこのシリーズの面白さに触れてもらいたい!
親子で『バルバルさん』シリーズの大ファンである我が家が、その魅力を余すところなくご紹介します。
《あわせて読みたい》【おすすめ動物絵本】5歳娘が大ハマり!可愛くて癒される8冊

我が家が『バルバルさん』シリーズを愛する理由

最初のきっかけはシンプルに、娘が本屋さんで「これ、読んでみたいから買って!」と言ったことでした。
いわゆる“ジャケ買い”というやつに近いのかもしれません(笑)

裏表紙にも、どれもこだわりが!それぞれのお話のその後を親子で予想しあうのも楽しいです

でも読んでみると、ただ“動物が出てきて癒される絵本”というだけではありませんでした。
『バルバルさん』シリーズは、「働くこと」そして「自分とは違う相手を受け入れること」を考えるきっかけをくれる作品。
読むたびに、「父さんと母さんは誰のために働いているの?」「こういう時、自分ならどうする?」と親子で話しています。
バルバルさんの、相手の願いにいつも寄り添う姿勢・普段の仕事に工夫を加えていく柔軟さからは、働く大人も学ぶことがたくさん。
そして子供たちが大人になって“働く”時、自分とは違う相手に出会った時に、きっとヒントになってくれる作品だと思います。

これが、熱弁記事を書いてしまうほど我が家が『バルバルさん』シリーズを愛する理由です。
せっかくなので、ここからは4作品のあらすじもご紹介します!

『バルバルさん』あらすじ

『バルバルさん』
(文・乾栄里子 絵・西村敏雄/福音館書店/2008年)

英題“MR.BARBAR THE BARBER”からもわかる通り、主人公のバルバルさんは床屋(BARBER)を営んでいます。

“バーバー”をもじった名前というわけですが…“バルバル”という響きが単純に好き!というお子さん、我が家だけではないはず…!

まちのはずれに あおい やねの ちいさな みせが あります。
バルバルさんの とこやです。

『バルバルさん』/文・乾栄里子 絵・西村敏雄/福音館書店/2008年

シリーズ4作はすべて、全く同じこの文章から始まります。

1作目では、毎日楽しく働いているバルバルさんのもとに悩みを抱えたライオンがやって来ます。
人間ではないことに最初はびっくりしますが、優しい心遣いと持ち前の技術力で素敵なヘアスタイルに。
すると、次から次へと動物がやって来ました。どうして急に動物たちが来るようになったのでしょうか?
バルバルさんの優しさも感じるその答えは、物語終盤で。

『バルバルさん きょうは こどもデー』あらすじ

『バルバルさん きょうは こどもデー』
(文・乾栄里子 絵・西村敏雄/福音館書店/2021年)

バルバルさんの床屋では、毎月5日が「こどもデー」。
もちろん、人間だけではなく動物の子供たちがたくさんやってきます。
お店の前でお客さまを見送っていると、大きな木の上から声が…?その様子を見た子供たちの言葉から生まれた、新しいアイデアとは?
仕事をアップデートするバルバルさんの姿勢から、大人にも学びがある2作目です。

なんと、前作の出版から13年後に出版された第2作。
月刊誌「こどものとも」として2017年に出版はされていましたが、それでも10年近くは経過しています。続きが出た時、当時からファンだった方々はきっと大喜びだったのでは…!

『バルバルさんと おさるさん』あらすじ

『バルバルさんと おさるさん』
(文・乾栄里子 絵・西村敏雄/福音館書店/2025年)

ある日やって来たのは、おさるさん。
いつものようにお客さまだと思ったら、なぜかバルバルさんの仕事を手伝い始めます。
熱心に掃除などを頑張る姿を見て、明日からも来てもらうことにしたバルバルさん。
カットに憧れるおさるさんを優しくサポートしていきます。すると、新しいヘアスタイルが生まれて…?
そもそもどうして、おさるさんはやって来たのでしょうか。最後に明かされる理由は、前作ともつながっています。

待望のハードカバー版が、今月(2025年3月)出版されました!
月刊誌「こどものとも」版は以前はどこへ行っても品切れで、我が家では近所の図書館で地下書庫から出してもらい、何度も借りて読んだことも。
やっといつでも読めるようになって、本当に嬉しいです!

最新作『バルバルさん もりへいく』あらすじ

月刊予約絵本「こどものとも」通巻829号 『バルバルさん もりへいく』
(文・乾栄里子 絵・西村敏雄/福音館書店/2025年)

3作目のハードカバー版と同じ週に出版された、シリーズ4作目です。
表紙を見てわかる通り、前作から引き続きおさるさんが登場していますね!
とあるお客さまの声を聞いたバルバルさん、仕事道具を持って森へ出かけていきます。
いつもとは違う環境でも、喜んでもらえるように工夫を重ねるバルバルさんとおさるさん。
同封されていた作者インタビューには、「災害時の出張理容室のニュースを見てアイデアが思い浮かんだ」という乾さんのコメントがありました。
必要としてくれる誰かのために、仕事の形をアレンジする。変化していくことの大切さを、娘と話すきっかけになりました。

英題が“MR.BARBAR GOES TO THE WOODS WITH THE MONKEY”となっているのもお気に入りです。おさるさん、仲間になれてよかったね…!

おまけ:「こどものとも」の魅力も伝えたい!絵本を身近にしてくれる心強い存在

我が家のコレクションのほんの一部。娘が興味を持ったことに合わせて買うことが多いです!

「こどものとも」とは、福音館書店の月刊絵本シリーズです。
「こどものとも」「かがくのとも」など月刊誌のご案内|福音館書店
雑誌のような薄さで外出時にも便利(0・1・2歳向けは厚紙なのも嬉しい!)、値段も500円程度とお手頃。
毎月買うもよし!年間ラインナップを見て気になる作品を待つもよし!の、子育ての強い味方です。
そしてハードカバー版にはならなかった作品の中にも、名作がたくさん隠れています。
図書館に行けばかなり古いものまでバックナンバーが揃っているので、ぜひ探してみてください!

私は子供の頃、「おひさま」という別の絵本雑誌を毎月買ってもらっていて(もう廃刊になってしまいましたが…)、それを父と寝る前に毎日読んだことがとても印象深い思い出として心に刻まれています。
娘の記憶にもいつか残るといいなと思いながら、私の毎月の楽しみとして購入しています^^

まとめ

タイトルがどれも、床屋の前でクルクル回ってるあれ(サインポールと言うそうです)の色になっています。芸が細かい…!

今月(2025年3月)は、3作目のハードカバー版と待望の4作目が出版されるという、まさに『バルバルさん』月間!!!
まだ読んだことがない方、新作を買うか悩んでいる方が、本屋さんや図書館でバルバルさんと出会うきっかけになれていたら嬉しいです。
今日もお読みいただきありがとうございました!

コメント

タイトルとURLをコピーしました