世界有数の温泉地として知られる大分県・別府エリア。
実は、大人だけでなく子どもが楽しめるアクティビティも満載の、子連れファミリーにぴったりの旅行スポットなんです!
この記事では、60代の両親と30代の私たち夫婦、そして5歳の娘の3世代が全員大満足だった、2泊3日のプランをご紹介します。
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観光スポットが密集した別府エリアは、3世代旅行に最適!
まずは、2泊3日の全行程を大公開!
【1日目】 | |
12:30 | 大分空港着・レンタカーをピックアップ |
13:20 | 『亀川マリーナテラス』にて昼食 |
15:00 | 『グランヴィリオホテル別府湾 和蔵』にチェックイン |
16:00 | 地獄めぐり『血の池温泉』へ |
16:40 | 『ひょうたん温泉』にて入浴・夕食 |
19:00 | ホテルへ戻り、就寝 |
【2日目】 | |
9:00 | 大分マリーンパレス水族館『うみたまご』へ |
13:00 | 『高崎山自然動物園』へ |
14:30 | ホテルへ戻り、休憩 |
17:30 | 『いけす割烹 平家』にて夕食 |
19:00 | ホテルへ戻り、入浴・就寝 |
【3日目】 | |
9:30 | チェックアウト後、地獄めぐり『鬼山地獄』へ |
10:20 | 『別府鉄輪 地獄温泉ミュージアム』へ |
12:00 | 大分空港着・レンタカー返却後、お土産を購入 |
13:30 | 大分空港発 |
ご覧いただいてわかる通り、ホテルや温泉で休む時間を多めにとったゆったりプランです。
3世代旅行で最も大切なのは、『詰め込みすぎないこと』。
特に2泊3日ともなると、子どもはもちろん年配の親世代も疲れてしまいますよね。
・行くスポットは1日3か所に絞る
・座って楽しめるアクティビティを組み込む
・日中にホテルでゆっくり過ごす時間を取る
・万が一の時の代替プランを考えておく
上記を意識しながら計画を立てれば、体力的にも精神的にも余裕ができ、家族みんなで存分に旅行を楽しむことができます!


別府周辺エリアは、空港から近い場所に観光スポットがぎゅっと集まっていてとにかく移動がラク。
また、私たちは4月上旬に行きましたが、アジア系の団体客は多かったものの過度な混雑は無し。
春の暖かさを感じながらゆったりと旅行を楽しむことができました。
移動時間が少なくて済み、家族でのんびり過ごせる別府は、まさに3世代旅行にぴったりの場所なんです!
車での移動はすべて10分~40分程度で済んだので、乗り物酔いが心配な娘も大丈夫でした!
『グランヴィリオホテル別府湾 和蔵』は全世代におすすめしたい最高のホテル
【公式】大分県別府湾のホテル・温泉宿|別府の観光・旅行・宿泊はグランヴィリオホテル別府湾 和蔵
今回、特にこだわったのがホテル選びでした。
ルートイン系列のこちらのホテルに決めた最大の理由は、大充実の館内アクティビティ!

一番良かったのが、こちらの「プレイルーム」です。
3日間では遊び尽くせないほどのおもちゃ・絵本があり、大人はコーヒーを飲みながらゆったり過ごすことも◎
この部屋があったことで、2日目の午後は外で歩き疲れた両親に部屋でひと休みしてもらう時間を作ることができました。
乳幼児はもちろん、ボードゲームなどもあるので小中学生や大人にもおすすめです!

温泉や朝食バイキングはもちろん、無料のビールやアイスなど多彩な湯上りサービスも魅力の一つ。
運転を頑張ってくれた夫は、娘が寝静まった後にこっそり飲み&食べに…(笑)
ウェルカムサービスの「地獄蒸し」も、無料とは思えない美味しさでした。
ちなみに我が家は夕食なしのプランにしたのですが、2日目の夕食でお世話になったのがホテルから車で約10分の『いけす割烹 平家』。
「美味しいサバが食べたい!」というサバ愛好家の父に満足してもらうため、4日ほど前に電話で予約して行きました。


店内の生け簀でさっきまで泳いでいたサバの新鮮度は抜群…!
父は、「こんなサバは生まれて初めてだ」と感動していました。娘も気に入って横取りするほど(笑)
子ども用のご飯やふりかけまでサービスしていただき、全員が大満足の素敵なお店でした。
ミュージアムを見ればもっと楽しめる!子どもと行く別府温泉の楽しみ方
別府観光の定番といえば、地獄めぐり。
それぞれ全く異なる個性を持った7か所の「地獄」をめぐるアクティビティです。


ただ今回は、とにかく「(見るより)温泉に入りたい!」という希望が強かったので(笑)
時間を有効活用するためにも、見学は2か所にとどめました。
どこも7か所めぐるための「共通券」をおすすめしていますが、もちろん単発のチケットも販売されています。
見学が4か所以下の場合は単発の方がお得でした!
せっかくならホテルの温泉以外にも入ろうということで初日の夜に訪問したのが、『ひょうたん温泉』。
地元の方にも愛される日帰り温泉施設です。


温泉の種類が充実しており、娘は露天風呂に大喜びでした!
また、レストランで郷土料理が楽しめるだけでなく、中庭ではお風呂上りにぴったりの生絞りジュースも。
時間さえあれば1日のんびりしてしまいそうな、インクルーシブ施設です。
そして盛り上がったのが、最終日に行った地獄温泉ミュージアム。
実は、予定ではほかのスポットに行くはずがあまりの強風で断念…。
天気が悪かった時の代替プランとして考えていたこちらを訪問したのですが、想像以上のクオリティに両親も娘も大興奮でした!


趣向が凝らされたスタンプラリーなど、大人でもとても学びが多く、この展示を見てから温泉に入りたかった…!と後悔するほど。
別府に行ったら、ぜひ早めのタイミングで見ておくことをおすすめしたいです。
ここでしか見られない展示は必見!『うみたまご』&『高崎山自然動物園』
海洋生物好きの娘が特に楽しみにしていたのが、九州ではお馴染みの水族館『うみたまご』です。


ショーはもちろん、体験型アクティビティも満載!
せっかく行くなら見逃しのないように、事前に時間を調べて計画を練っておくと良いと思います。
また、大人気の「あそびーち」がこの春リニューアル!
私たちが行った時は改修工事中で入れませんでしたが、動物たちにこんな近距離で近づける施設は他に見たことがありません。
しばらくは混雑が予想されますが、一度は行っておきたいスペシャルスポットだと思います!


そして、なぜか両親と娘が「一番面白かった!」と声を揃えるのが高崎山自然動物園。
温泉じゃないの!?うみたまごじゃないの!?と拍子抜けした、旅行企画者の私(笑)
うみたまごから徒歩2分、歩道橋を渡ってすぐのところにある動物園ですが…
ここにいるのは野生のサルのみ!なんと1,000頭近いサルたちが、自然の状態で餌付けされています。


子どものリュックについた小さなキーホルダーまで、「危険です!外すかロッカーへ!」と係員さんに厳しく注意され、高まる緊張感(笑)
それもそのはず、とにかく信じられない数のサル、サル、サル…。
襲われるのではないかとドキドキして、ほとんどスマホで撮影することができませんでした(笑)
園内にはミニモノレール「さるっこレール」もありますが、歩いて上り下りするのもまた楽しい!
おそらくこんな体験ができるのは日本でここだけなので、一見の価値ありです。
別府旅行をもっと楽しむなら!知っておくべき注意ポイント
・国道10号はUターン必須!?
別府市街地の海沿いを走る国道10号線。今回の旅行ではひたすらこの道を走りましたが、なかなか曲がりたい場所で曲がることができません…!
初日のお昼に行った『亀川マリーナテラス』は、空港方面から南下しても行く道が見つからず大混乱。
きちんとHPを確認すると、「国道10号線からは入れません。旧道のみ進入可です。」の文字が…


そうです、この「旧道」を活用するのが別府周辺エリアの常識なんですね。
宿泊したホテルも、右折で入ることはできずUターンが必須。
レンタカーのナビやスマホのマップも対応できていなかったので、国道10号沿いの施設に行く場合には、公式HPを事前に確認しておくことをおすすめします。
そしてとにかく交通量が多い!
60代後半の父も夫と交代で運転する予定でしたが、交通量が多く不慣れな道を走るのは不安があったのでやめたほどです。ドライバー担当の方は安全運転を!
・タオルは家から用意して行くと◎
足湯がたくさんあるのも別府の魅力。
ちょっとした休憩でも、足元から温められるのは嬉しいですよね!
ホテルの足湯にはタオルが用意されていますし、販売している場合もありますが、
小さめのスポーツタオルなどを持って行けばいつでもどこでも気兼ねなく入ることができます。
ぜひ、旅行カバンの隙間に入れて出発してくださいね!
・営業時間は要チェック!
地獄めぐりは各施設17:00まで。7か所全部回りたいなら、遅くても14:00にはスタートするのがマストです。
また、夕食に「地獄蒸し体験」をしたかったのに19:00までで間に合わず…という方を見かけました。
遅くまでやっている施設ばかりではないという印象を受けたので、必ず行きたい場所がある場合には事前に営業時間・定休日を把握しておいたほうが良さそうです。
まとめ
3世代で2泊3日の旅行をしたのは初めてだった我が家。
入念に準備したおかげで、両親・夫・娘が「また行きたい!!」と言ってくれたのが私の一番の思い出になりました。
親が元気なうちに、そして子どもが一緒に旅行に行ってくれるうちに、みんなで一緒に思い出を作っておきたいなとしみじみ。
ぜひ、この記事を読んだ誰かの家族旅行のお役に立てれば嬉しいです。
今回も読んでいただき、ありがとうございました!

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